おはようございます。がさつ女子(@gasastujoshi127)です。2023年1月に第一子を出産しはや数か月。ようやく育児にも慣れてきました。
わが家は、夫が産後パパ育休を取得し、産後は二人で育児に奮闘していました。施行されたばかりの産後パパ育休。口コミが少ないなかで「産後パパ育休をどういう風に過ごすのか?」「役割分担はどうするか?」をよく考えて過ごしました。
本記事では、産後パパ育休のパパの過ごし方や、メリットやデメリットを解説します。「産後パパ育休を取得しようと思っている」「産後パパ育休って取得した方がいい?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2023年1月に夫が産後パパ育休を取得
2023年1月に娘を出産し、夫が産後パパ育休を取得しました。里帰り出産をしなかったので自宅からバスで10分程度の病院で出産。
退院後から夫と娘のお世話の日々が始まりました。ちなみに、産後パパ育休を取得した理由は…
✓産後パパ育休を取得した理由
- 猫と暮らしているので里帰りすることができない
- 二人の子供だから自分たちで育てたい
- 子宮頸がんの検査に引っかかったため、産後安静のため
きっかけは妊娠中の子宮頸がんの検査でした。
妊娠中に陽性と発覚し、産後1か月で手術をする予定といわれていたので(現在再検査の手続き中)これは安静にしなくてはまずいかも…!?
(しかも確定申告もやらなきゃいけないし…。)
実家も同じ東京ですが、両親ともに仕事をしているので実家に頼る考えはありませんでした。(乳腺炎で高熱が出たときだけ母に来てもらいました)
私自身、主人に「産後パパ育休取ってもらいたい」と告げたのですが、やっぱり雰囲気的に最初は会社に言いづらかったようで。
妊娠中から私のことを夫の上司がかなり気にかけてくれ、「育休取ったら?」という一言で、夫自身も産後パパ育休の取得に踏み切れたようです。
産後パパ育休とは?
(引用:厚生労働省)
産後パパ育休とは2022年10月1日に施行された育休制度です。以前まで「パパ育休」というのは存在していました。
しかし、10月1日からは男性の育休が「産後パパ育休」と「育児休業制度」の2つに分かれたのです。
さらに産後パパ育休は、休みを取得しやすいように2回に分けることが可能になりました。
特徴①:生後8週間までの育休
産後すぐに取得できる「産後パパ育休」は、子供の生後8週間まで2回取得することができます。
最大4週間取得することができ、2か月のなかで2週間ずつに分けるのか、1週間と3週間に分けるのかは自分たちで決めることができました。
わが家は、退院日から3週間(生後1か月以内)と、2週間開けて残り1週間(生後一か月半の時)取得しました。
✓取得する一週間前までに申告!
出産は予定日がずれ込んでしまう可能性が十分にあります。
前もって産後パパ育休取得の申告は必要ですが(私は1週間早く出産を迎えました)育休開始日は、取得する日の1週間前までに最終決定の申請し、決定することができます。
特徴②:出生時育児休業給付金
(引用:厚生労働省)
産後パパ育休を取得した場合、もちろん給料に影響が出ます。しかし、社会保険料は免除され、さらに出生育児休業給付金が支給されます。
体験談!産後パパ育休中の過ごし方とメリット・デメリット
実際に、産後パパ育休を取得したわが家。産後パパ育休を取得してみてどうだったのかメリット・デメリットをまとめてみました。
産後パパ育休の過ごし方
私が迷っていたのは「産後パパ育休」を取得した主人との生活でした。どのようにお互いが時間を過ごすのか、育児の役割分担はどうなのかをあらかじめ決めておきました。
✓産褥期は安静に…!
産後の女性の身体は「交通事故レベル」というほど、女性はダメージを受けた状態。
私自身、日々身体を鍛えていたからか、幸いにも産後はほぼ身体の痛みがなく、子宮の収縮も早く後陣痛もひどくありませんでした。
それでも、産後は安静にしないと更年期がきつくなると聞いたので、無理せずおとなしくしていました。
ママ
退院後は夜間授乳もあり、ほとんど睡眠不足だったので基本的に赤ちゃんのお世話以外はフリーに過ごしていました。
13~16時はミルクでお世話をしてもらい、その間にお昼寝。22時の授乳までは夫にマッサージをしてもらったり、余裕があれば動画や映画をみたり。
✓産褥期ママの家事
- フローリングワイパー
- 料理(昼食・夕飯)
家事は身体に負担のないフローリングワイパーと、料理だけ。
母乳のために栄養のあるものを食べたかったので、産褥期は簡単に栄養バランスを考えた食事を作っていました。
とにかく会陰切開の傷が痛かったので「かがむ動作」のある家事は夫にお願いしました。また、力を発揮したり重い物を持ったりというのも、しませんでした。
パパ
私が夜間授乳があったので、夫がバランスの良い朝食を作ってくれました。買い物や外出などの用事があれば、午前中に済ませてもらい午後は娘との時間でミルクや沐浴。
基本的におむつ替えなども行ってくれました。夫は母乳が出ない分、食事中にグズッたら対応してくれるのもありがたかったです。
✓育休中パパの家事
- トイレ掃除
- 掃除機
- 猫さんのお世話
- 水回り掃除
- 買い物
- キッチン掃除(シンクやコンロ)
- 食器の片付け
- お風呂掃除
※私が具合が悪いときには料理もしてくれました
日中に夫は動いてくれるので、わが家の夜間授乳はママのみ。私は赤ちゃん部屋で、夫は寝室でゆっくり眠ってもらいました。
※仕事で娘の顔が見れない分赤ちゃん部屋で一緒に寝て、育休明けの金・土の夜間授乳(現在1回のみ)で起きてくれています。
メリット
産後パパ育休を取得して感じたメリットをまとめてみました。
✓メリット
- 貴重な新生児期を体験できる
- 子供と一緒に過ごせる時間が増える
- 新生児を味わったので育児に自信がついた
育児は新生児期が一番大変と感じる方が多いようで、その大変な時期を夫婦で過ごしたからこそ「お世話に自信がついた」と夫が言っていました。
実際に丸一日、搾母乳とミルクで夫にワンオペしてもらい、家事も育児もお願いしたこともあります。(一日家でのんびりさせてもらいました)
もちろん育児と家事の両立は大変そうでしたけど、退院時から一緒に娘のお世話をしている分、私も安心して任せられました。
デメリット
一方で産後パパ育休で感じたデメリットがあります。
✓デメリット
- 家事スキルがないと産後パパ育休を取得する意味がない
- 一緒に過ごす時間が長くて逆にぶつかる
- 収入は減る
2023年3月16日に産後パパ育休の給付金が100%に見直す方向と報道されたように、多くの方が感じるデメリットは収入源だと思います。
「収入を減らしてでも育休を取得する価値はあるのか?」まさにこれに尽きるかと。子育てはどうしてもお金もかかってしまいますからね^^;
また、2回しか分割できないため、毎日一緒に家で過ごすのも(産後1か月未満だったので家で安静)デメリットに感じました。
やっぱり多少なりとも喧嘩もするし、疲れることもある。(笑)そこは夫婦次第かなっと思いますけど3~4回に分けて取得できると嬉しいなと。
産後パパ育休は取得した方がいい?
私たちは産後パパ育休を取得して良かったと思っています。
新生児期に夫が娘のお世話を、ほぼ完ぺきにできるようになったおかげで、私自身も安心して休めるようになりました。
周囲の反応
親戚や友人、先輩パパさんからは、「育休取れてよかったね」「新生児期に子供と関われるのは貴重な体験だよ」と言っていただきました。
例えば今後、夫に任せて外出をするということがあっても安心できます。ただ、産後パパ育休は、旦那さんサイドの「察する能力」も必要かなっと。
”育休”は休みではないので…。特に”産後パパ育休”の取得期間は母体がダメージ回復を図る大事な期間。
だからこそ言わなくても、家事や育児を率先してやってくれると本当に助かります。逆にいえば、家事スキルのない夫の育休は不要かもしれません。(逆に奥さんが疲れるかも^^;)
産後パパ育休は夫婦でよく話し合って
産後パパ育休を取得する予定なら、育休中のお互いの役割分担を決めておくと安心かと思います。なかには、育休を取得してその間に遊びに行くパパさんもいるようなので^^;
何のために育休を取るのか、奥さんは何をしてもらいたいのか、旦那さんは自分に何ができるのかを話し合ってから産後パパ育休に臨むと、有意義な時間になると思います。
また、収入の面は今後改善を期待したいものです。もし質問などありましたら、お問い合わせ欄から受け付けています。