おはようございます。食育実践プランナーのがさつ女子(@gasastujoshi127)です。皆さんは毎朝、朝食を食べますか?
食育の中でも子供から大人まで問題になっている『朝食の欠食』。
「今日元気でないなー。」「なんか体がまだ寝ている感じ…」それは、朝食を食べていないから起こる現象の一つかもしれません。
子供だけではなく大人も朝食を摂らない人が増えており、今では社会問題にまで発展しています。
そこで本記事では、朝ごはんを食べるメリットについて解説をします。
「朝食を食べるメリットが知りたい」「朝食を食べ始めようか悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2割の人が朝食を欠食
(引用:東京都庁公式サイト)
仕事や家事・育児に追われると、朝ごはんを食べる時間が無くなってしまう…。令和2年の都政モニターアンケートによると、朝食を毎日食べる人は8割。
残りの2割の方は1日3食のうち、朝食が欠食しているのです。子供の頃は朝食を欠かすことって、ほとんどありませんよね。
ちゃんと親が作ってくれていましたし、大きくなっても『朝食を習慣化』されることは変わらず。
私自身、母が仕事で忙しいことがほとんどでしたので、一人でも必ずパンを焼いて朝食を食べていました。
朝食を摂取するメリット
「朝食を食べても食べなくても変わらない」なんて思っている人も、中にはいるかもしれません。
実は私も仕事が忙しかった数年前までは、朝食はコーヒー1杯の生活でした。
しかし、朝食を食べるようになってからは今のように毎日運動をして、仕事もプライベートもフルパワーで動けるようになりったのです。
朝食をとることで
✓朝食を摂るメリット
- 作業効率がアップ
- 肥満防止
- イライラ防止
- 便秘防止
- 生活リズムを整える
朝ごはんを食べる意味は盛りだくさん。朝食を摂取するメリットを解説します。
メリット①:作業効率がアップ
脳のエネルギー源となるのは『ブドウ糖』。ブドウ糖はすぐに代謝されてしまうため、体内に貯蔵することができません。
さらに私たちの体は、眠っている間にも身体は活動しており、朝起きたらエネルギーはゼロの状態です。その状態で仕事に向かうと、1日を過ごすと頭が働きませんよね。
朝食を食べることで脳に不足していたエネルギーが補給され、作業効率がアップします。
時間がない時でも最低限、朝食として炭水化物やフルーツを摂取するといいでしょう。
メリット②:肥満防止
(引用:日本医師会公式サイト)
実は朝食を欠食することは肥満に繋がるという研究結果も出ています。上記の画像は食事による血糖値をグラフ化したもの。
前提として、食事をとると血糖値は上昇します。ただし、空腹の状態が続くと血糖値は急激に上昇し、なおかつすぐに下がってしまうのです。
急激な血糖値の上昇は肥満の原因になります。「ダイエットのために朝食を食べない」という方はカロリーを抑えているのに逆効果になってしまうのです。
✓POINT
ダイエットのために朝食を抜いている人は1日の総カロリーを抑えつつ、少しでも良いので朝食をとるようにしましょう。
メリット③:イライラ防止
小さなことにイライラしたり、気持ちがどんより落ち込んでやる気が出ないなんてことありませんか?もしかしたらセロトニンが不足しているかもしれません。
セロトニンが不足すると、精神的なバランスが崩れイライラしやすくなったり、ひどい場合には暴力的になってしまう場合があります。
✓朝食とセロトニンの関係
セロトニンは噛むことによって活性化されます。朝食は朝のセロトニンを分泌させるための大事な役割。
穏やかに1日を迎えるためにも、朝食は欠かせない存在です。
メリット④:便秘防止
便秘と朝食も密接な関係があります。お通じにいきたくなる時間帯は実は朝食後なのです。
寝ているときに休んでいた胃に『朝食』という刺激が入ると腸が活発に動き出します。朝食を抜いてしまうと、こうした排便のメカニズムが正常に機能しなくなるのです。便秘気味の方は朝食を摂り、規則正しい生活をすれば改善が期待できますよ。
メリット⑤:生活リズムを整える
朝食は生活リズムを整える重要な役割があります。私たち人間が持つ『体内時計』は1日25時間。
体内時計については以下の記事で詳しく解説していますが、物理的な24時間という時間とすり合わせなくてはいけません。
朝食を食べると脳にエネルギー源が行き、咀嚼をすることで身体を起こします。一日のリズムを整えるためにも朝食は欠かせない存在です。
朝食を習慣化させるコツ
「朝食が大事なのはわかっているけど、朝は時間がない」「朝ごはんがめんどくさい…」なんて思ってしまうことありますよね。
そんな時は朝食にちょっとした一工夫がおすすめです。朝は時間がないなら温めるだけでもOK。ここでは朝食を習慣化させるコツを詳しく紹介します。
コツ①:前日の残り物を朝食に
朝からフライパンを使ったり、食材を切ったりするのは面倒くさい。そんなときは前日の夕飯の残り物をお皿に盛りつけて朝食を作っておきましょう。
朝起きたら温めるだけでOK。わが家では朝食分も含め、前日に多めに肉じゃがを作って、小皿に盛りつけています。朝から色んな種類の野菜が摂れますよ。
コツ②:おにぎりを作っておく
最低限、朝食で摂取したいのは糖質です。「食べる時間がもったいない」というときは、おにぎりを準備しておくと便利。
おにぎりなら、朝起きて口の中に放り込んでいる間に朝の準備ができちゃいます。ご飯を多めに炊いたときにおにぎりを握っておくと、さらに朝食の時短できますよ。
わが家も、ご飯を炊いたら4~5個くらいおにぎりをまとめて作ります。主人が食べたい分だけ朝食におにぎりを食べて、残りは私のお昼ご飯にしていますよ。
コツ③:朝食にかける時間を決める
「朝食を食べたいけど時間がない…」という方は、予め朝食にかける時間を決めておくといいかもしれません。
どれくらいの時間かけて食べるのか、何時までに朝食を済ませるのか決めることで朝準備がスムーズになります。
✓POINT
例えば、私は平日は朝食をサッサっと食べて家事や仕事をしたいタイプ。朝食は食べる時間を7~8分と決めています。
遅くても朝6時までには朝食を終えています。
朝から分刻みで行動をしているので、朝食はスケジュールの一つに組み込まれているのです。
一方で、休日は心にゆとりを持ちたいですから、朝食はゆっくりと食べています。
週末は主人が一生懸命朝食を作ってくれるので、楽しみながら夫婦で一緒に朝食を食べています。
オンとオフのメリハリを持つのも大切ですよ。
コツ④:フルーツ×ヨーグルトで手軽に摂取
朝ごはんの栄養バランスも気にするのであれば、フルーツとヨーグルトを添えると良いでしょう。
特に朝食は適当に済ませやすく、ビタミンやタンパク質が欠乏しやすくなります。とはいえ、サラダを作ってベーコンを焼いて…。洗い物も増えるし面倒くさいですよね。
フルーツとヨーグルトなら、前日の夜にカットしておけば朝に盛りつけるだけでOK。
「毎朝、朝食はトースト1枚だけ」という人もぜひ実践してみてください。
フルーツをカットするのが手間に感じる方は、ドライフルーツもおすすめです。ただし糖分が使われているのでヨーグルトは無糖を選びましょう。
コツ⑤:ゆで卵をまとめて保存
卵には人間の身体で作られない必須アミノ酸が豊富に含まれています。できれば毎日取り入れたい食材です。
そこで朝食に取り入れたいのが『ゆで卵』。まとめて茹でておけば手軽に食べられますし、何より腹持ちします。
✓保存期間
- 殻付きゆで卵:冷蔵庫で3日
- 殻無し:当日
ゆで卵を保存する場合は固ゆでにしましょう。さらに煮卵など味をつけて保存をすると賞味期限が長くなりますよ。
そのまま丸ごと食べてもいいですし、スライスしてトーストに並べてチーズをかけても簡単に卵トーストが作れちゃいますね。
工夫をしながら朝食を楽しんで習慣化しよう
毎日元気で過ごすには欠かせない朝食。今では大人だけではなく子供の朝食欠食も問題視されています。
私も中学生の時に、突然トーストを吐いてしまったことがあったのです。(謎の現象でした)
でも「朝食はちゃんと食べるもの」と育てられていましたから、朝ごはんをおかゆに変更しました。(逆におかゆにドはまりしましたw)
人によっては「朝食は胃が受け付けない」なんて人もいますよね。まずはスープなど出来る範囲で食べられる物で朝食を摂取してみましょう。
無理せずに自分に合った朝食を摂ることが大切です。ぜひ朝食を一度見直してみて下さいね。
以下の記事で、料理が苦手な主人が作った朝食をまとめたので、よかったら参考にしてください。