おはようございます。食育実践プランナーのがさつ女子(@gasastujoshi127)です。料理のバリエーションに悩んでしまうお魚料理。
白身魚・赤身魚は下処理が面倒くさいですよね。でも、ひと手間加えるだけちょっといつもとは違う料理が味わえます。
本記事では白身魚・赤身魚のアレンジレシピをご紹介します。
「赤身魚と白身魚のレパートリーに悩んでいる」「白身魚の生臭さが気になる」という方は参考にしてください。
白身魚・赤身魚は美容に良い成分がたっぷり
白身魚や赤身魚には美容に嬉しい成分がたっぷり含まれています。共通して言えるのは高タンパク低脂肪ということです。
さらに白身魚と赤身魚には脂質量が少なく、カロリーも大幅に抑えられダイエットにおすすめです。
さらに魚にはコラーゲンをたっぷり含んでいます。コラーゲンは肌のハリや弾力を作ってくれる源になりますし、食物繊維も豊富です。
特に白身魚は、美容のためには積極的に摂りたい食材といえるでしょう。
白身魚の下処理のコツ
「白身魚が美容に嬉しい栄養成分がたっぷり!」とわかっていても「パサパサして苦手…」なんて方もいるのではないでしょうか?
赤身魚に比べて淡白な味わいですから、白身魚が苦手の方も多いですよね。特に小さなお子様はお魚よりお肉の方が好みます。
しかし、下処理をしっかり行えばしっとりとした味わいになりますよ。
✓白身魚の下処理のコツ
- 小麦粉で煮崩れ防止
- 生臭さは料理酒で対処
- 強火で焼く
白身魚を美味しく食べる下処理のコツを解説します。
コツ①:小麦粉で煮崩れ防止
白身魚は火を通すとボロボロと崩れてしまいやすくなります。特にフライパンで焼くと、ひっくり返すときに崩れますよね。
しっかりと白身魚の形を維持するためにも、調理前に小麦粉や片栗粉をまぶしてコーティングしましょう。
粉が水分を吸ってしまうため表面が焦げやすくなるので、小麦粉や片栗粉は必ず焼く直前に振りかけてくださいね。
コツ②:生臭さは料理酒で対処
魚が苦手な人の理由に「生臭いから」ということが。新鮮なお魚なら臭みは気になりませんが、どうしても時間が経ってスーパーなどで手にとる魚は生臭さがあるものも…。
基本的には白身魚の調理前に塩をかけて、お魚の水分をとってあげることで生臭さは解消できますが、それでも気になるのであれば料理酒を活用しましょう。
お酒には殺菌作用があります。火を通す前に白身魚に料理酒をかけると生臭いニオイが緩和されますよ。
煮物の場合は『霜降り』という作業でもある調理前にお湯をかけて、魚のぬめりや臭みを抜いてあげて下さいね。
コツ③:強火で焼く
白身魚を美味しく食べるには強火で焼きましょう。身が柔らかい白身魚は弱火でじっくり火を通すと身がボロボロになってしまいます。
表面を一気に焼き固めることで身崩れを防ぐほか、うまみや水分を閉じ込められます。
白身魚・赤身魚のアレンジレシピ3品
それでは白身魚・赤身魚のアレンジレシピを3品紹介します。使用したお魚は”カレイ””ぶり””タラ”の3種類です。全て切り身を使用しています。
下ごしらえをしっかり行えばほとんど手間がかからず、ほったらかし料理ができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ぶり大根
写真の中央上にあるのがぶり大根(小さくて申し訳ないのですが…。)久しぶりにブリを買ったのでブリ大根を作りました。
「ブリ大根って普通やーん…」なんて思われる方もいますよね。実はブリ大根にはブリのコラーゲンが煮汁に溶け出します。お出汁まで無駄なく栄養素を補給できますよ。
*作り方*
- 大根を厚めにカットし、皮を剥く
- しょうがを千切りにカット
- ブリを一口大に切る
- 鍋に大根を入れ、全て浸るくらいお水を注ぎお米を少量振りかける
- 蓋をして煮立たせて、火が通ったらお米を洗い流す
- 鍋に大根、水、酒、みりん、砂糖、しょうゆを入れ落とし蓋をして弱火で煮る
- 先ほど煮たブリを加えて再度10分程度煮る
お米を入れることで、大根の臭みも抑えられます。もちろんお米のとぎ汁を代用してもOKです。多めに作っておけば2日~3日は保存容器で持ちますよ。
ブリにはビタミンB2をはじめとする水溶性ビタミンが豊富に含まれています。水溶性ビタミンは水に溶ける性質をもつので、煮物やスープなどに活用すると無駄なく摂取できます。
タラの南蛮漬け
淡白な食感のタラは、野菜の旨味とお酢の酸味を楽しめる南蛮漬けがおすすめ。「ちょっと難しそう…」と思ってもタラさえ焼いてしまえば、和えるだけの簡単料理ですよ。
*作り方*
- タラの水分を拭きとり、塩と片栗粉をまぶす
- キュウリ・人参を千切りにし、ネギは斜めに薄くスライスする
- ボウルにカットした野菜と、水・砂糖・酢を混ぜたものをかける
- 味を見ながら醤油を少々振りかけて混ぜる
- フライパンに多めの油をひき、皮を下にしてタラを揚げ焼きにする
- ボウルに焼いたタラを入れて和える
お酢と砂糖の量を調整しながら味つけをしてくださいね。お子様がいるご家庭は少しお砂糖を多くすると食べやすくなります。
さらにレモン汁を足して混ぜると味が全体的にまとまり、お酢の酸味が抑えられますよ。
カレイの煮つけ
本当はカレイは煮つけ以外を紹介したかったのですが、卵が多くついていたものを主人が買ってきてくれたので、やっぱり煮つけにしちゃいました。(笑)
もちろん主婦の皆さんはレシピを知っていると思いますが、一応載せておきますね。
*作り方*
- カレイの皮に十字の切れ目をいれておく
- 薄切りにした生姜・酒・みりん・しょうゆを入れて重ならないようにカレイを煮る
- 煮汁をスプーンでかけながら5分程度煮る
火が通りやすいカレイは調理時間も短く、忙しい夕飯時にはおすすめの料理です。さらにカレイは白身魚の中でもビタミンの含有量がかなり高い食材。
さらに一緒に卵も煮れば、アミノ酸が豊富で栄養バランスの良い主菜が作れますね。
白身魚・赤身魚をおいしく積極的に食べよう
白身魚・赤身魚は丁寧に下処理をすれば、調味料しっかり浸透します。美容に良い成分も豊富に含まれていますから、積極的に摂りたいところです。
ぜひ、白身魚・赤身魚を毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。